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遺言13

ホーム弁護士菊池捷男の法律実務レポート 目次<【遺言】13 事件現場から −納得できない遺言



13 事件現場から −納得できない遺言

1 自筆証書遺言の書き方とよく使用する遺言事項 2 遺言事項と文例 3 その他の遺言文例 4 遺言事項 −胎児の認知 5 遺言能力 6 遺言の特徴 7 遺言の日付(1) 8 遺言の日付(2) 9 遺言の種類と特徴 10 遺言の検認はどこの裁判所がするのですか。 11 遺言書作成の方式を教えて下さい 12 「相続させる」と書いた遺言の解釈と遺言執行の要否 13 事件現場から −納得できない遺言


13 事件現場から −納得できない遺言

その1−老親の奪い合い
  子が、老親を扶養するために引き取りたいと願い兄弟間で奪い合うのならたいした問題は生じないかもしれませんが、老親にその財産を自分に相続させるという遺言書を書いてもらうために奪い合うということになれば、大いに問題があると言えましょう。
 事件現場では、このような親の争奪戦が、ときに見られます。
 長男宅に住んでいた軽い痴呆症にかかった母親がある日長女に奪われ、住民票も長女宅に移され、長女有利の公正証書遺言を書かされていたのを、長男が奪い返し、住民票も元に戻し、新たに長男有利の公正証書遺言を作ってもらっていたところ、またしても長女が母を奪い取り遺言書を作らせたので、長男がまたも母を奪い返し遺言書を書き換えてもらうということを何度が繰り返した事例があります。
 この事例では、何度目かの遺言書作成の際に、ある公証人は事の異常に気がつき、以後は遺言書を作らないと宣言したという話も残っています。
 さて、このような遺言の効力ですが、この場合も、母に遺言能力がなかったということを立証できない限り、最後に作った遺言書が有効になります。

その2ーその意に反する遺言
 ある老婦人が長男と長女に財産を2分の1づつ相続させたいという意思を持ちつつ、扶養してくれている長男から執拗に要求され、抵抗する気力も失せ、ついに財産の全部を長男に相続させる遺言を書かされたと泣いて訴えられたことがあります。
 この事案の場合は、その後、遺言書を書き換えることで最初の遺言書を無効にすることができましたが、自分に有利な遺言書を書かせた長男が、母親が遺言書の書換をするのを阻止するため、施設に入った母親へ友人が訪問することを拒否したり、施設の管理者に長男の許可のない人とは面会させないと約束させ、監視し続けている事例もあります。
 財産への欲望は、ときに人倫を犯すということでしょうか?


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