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相続財産1

ホーム弁護士菊池捷男の法律実務レポート 目次<【相続財産】1−1 祭祀の承継者は誰がなるか。




1 祭祀の承継者・墓地
1−1祭祀の承継者は誰がなるか。 1−2 墓地は相続の対象になるか。 2 遺体や遺骨は誰のものか。 3 預金(1) 4 預金(2) 5−1 生命保険金 5−2 死亡生命保険金は特別受益になるか。 6 遺族年金 7 死亡退職金 8 遺産であるアパートから得られる賃料は誰のものか。 9 1人の相続人から、被相続人の全預金取引経過の開示請求ができる。


1−1 祭祀の承継者は誰がなるか。
 先日夫が亡くなりました。
 私は10年前に結婚した後妻です。
 夫との間に子は生まれなかったのですが、私が生きている間は、夫や先祖のまつりごとは私がしたいと思っています。
 ところが、先妻の子である長男と長女は二人とも、自分が夫のまつりをすると言って、葬式の日からもめております。
 こういう場合、誰が夫や先祖のまつりごとをすることになるのですか。
 万一、長男か長女がまつりごとをすることになった場合、せめて位牌だけでももらえませんか、あるいは夫の遺骨を分骨してもらうことはできませんか。

 死者やその先祖のまつりごとをすることを祭祀の承継と言いますが、祭祀の承継者は、亡くなった人が事前に指定していた場合はその人、指定した人がいない場合はその地域の慣習に従って決めることになっていますが、それもない場合は家庭裁判所が決めることになります。
 家庭裁判所は、亡くなった人が生前誰を頼りにしていたか、死後誰に祭ってもらいたいと願っていたかを推認してその人を祭祀の承継者とする傾向がありますが、祭祀の承継者は原則として1名です。
 しかし、特別の事情があれば、祭祀財産と言われる、家系図、位牌、仏壇、墓石や墓碑、墳墓の敷地である墓地の所有権または使用権等のを分けて、複数の人に帰属させる場合もありますし、後妻と先妻の長男を祭祀の承継者として指定した例もありますので、あなたの場合、一度弁護士に相談されたら良いでしょう。


1−2 墓地は相続の対象になるか。
私は長男で、父母の葬式は私が主宰してなし、先祖の祀りも私がしております。ところが最近私の弟が、相続人であるから、父母が祭られている墓地の一部を分けてくれるように言ってきました。相続人には墓地を遺産として分割を求めることができるのですか。

 できません。
 系譜、祭具及び墳墓の所有権は祭祀財産であるとされ、相続の対象にはならないこととされています。
 墳墓は、石墓とその敷地を含む言葉ですので、墓地は祭祀の主催者が承継する財産となり、他の相続人がその分割を請求することはできません。
 ただ、登記簿上の地目がその全体につき墓地となっていたとしても、広い土地の一部に石墓が建っていて、他の部分は空き地となっているような場合は、墓石を祭るに必要な範囲以外の部分は墳墓とは言えないとされており、そのような墓地ならば、祭祀承継分以外の土地は相続の対象になります。
 以上の次第ですので、あなたは祖先の祭祀を主宰すべき者(祭司承継者とか祭司財産承継者とか言われています。)ですから、祭祀財産である墳墓はあなたが承継していますので、必要な範囲以外の墓地があれば別ですが、普通の分譲霊園程度の墓地でしたら、あなたが承継しますので、弟さんに分けてあげる必要はありません。


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